日本のさけます類(サケ・カラフトマス・サクラマス等)は降海後に他国起源のさけます類とともに北太平洋を回遊します。当部では北太平洋沿岸各国との共同調査船調査を含め、河川生活期から回帰・産卵に至る全生活史を対象とした生態及び資源管理に関する研究開発を行っています。特に資源の安定的管理に向け、環境要因から生じる資源変動の把握のための研究開発、野生魚とふ化放流魚の双方を利用した環境変化に強い資源管理を目指す研究開発、再生産及び増殖に関する研究開発などを資源増殖部と協力して行っています。

調査船による沖合海域での生態調査(夏のベーリング海)
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千歳川で自然産卵を終えたサケ親魚量の調査